チラーの循環水とは?どんな種類がある?

機械を効率良く動かすために、温度を一定に保つ機能を持つ装置がチラーです。
そのチラーには、温度を一定に保つための「循環水」が必要不可欠。
循環水というと、シンプルに水(水道水)をイメージする方が多いと思いますが、実は循環水にはいくつかの種類があります。
今回は、循環水にはどんな種類があるのか、その種類について紹介します。
チラー導入の基礎知識として、そして的確なチラーの導入を行うためにも、循環水について知っておきましょう。

チラーの循環水とはどういうもの?

チラーにおける循環水というのは、対象を冷却、もしくは一定温度に保つために使われる液体のことです。
チラー内部を循環することから「循環水」と呼ばれています。
この他にも、「チラー水」と呼ばれたり、「冷却水」と呼ばれたりすることもありますが、これらも循環水のことを指していますので、どれも意味は同じです。
循環水はチラーで温度調節され、その後に対象を冷却します。
では「循環水としてどんな液体が使われるのか」ですが、非常に多くの液体が使われています。

まず大まかな分類として「水」が挙げられます。
普段の生活でも使われている水道水をはじめ、蒸留された蒸留水や、脱イオン水、軟水など、あらゆる水が熱媒体として利用されます。
また、エタノールやメタノールといったアルコール系の液体や、フロリナートといったフッ素系の液体も循環水として使われます。
不凍液やシリコンオイルなどが使われることもあり、その種類は豊富です。
チラーを導入する際には、これらの種類の中から最適な循環水を見つけることが大切です。
それぞれの液体によって特徴も違いますし、安全性や入手のしやすさなども変わってきます。
理想的な循環水は「対象の温度調節がしっかりできる」「安全で入手しやすい」、さらには「安価であること」を満たしていること。
この3条件が揃った循環水であれば、導入しやすいでしょう。
チラーを導入する際は、こうしたことを踏まえつつ、どんな液体が循環水として最適なのかを考えなければいけません。
循環水は種類が多いため、何を使うべきか迷ってしまうこともあるかもしれませんが、冷却対象のことも考慮しつつ選定しましょう。
 

循環水は対象を冷却する働きをする

先程も紹介したように、チラー内部にある循環水が、対象の冷却を行います。
そのため、循環水はチラーの性能を大きく左右する重要な存在です。
対象をしっかり冷却し、一定温度に保つためには循環水が欠かせず、さらに循環水の種類によっても性能が変わります。
どうやって循環水が対象を冷却しているかですが、これはシンプルな仕組みです。
循環水が対象の熱を奪い、上昇した温度を下げつつ、一定温度に保つわけです。
「ただ対象を冷やす」というだけなら、チラーの装置を使わずに「単純に水道水などをかけるなどし、冷やし続ける」という方法もあります。
ですがこれでは大量の水道水が必要になり、水道代の無駄になってしまいます。
一方でチラーの装置があれば、チラー内部に水道水をはじめとした循環水が循環していますので、必要最小限の液体の量で冷却することが可能です。
このように、チラーはコストの面でも優秀な特徴を持っているのです。
常に温度を一定に保つ必要のある装置などを使う場合、チラーがあると非常に便利です。
 

まとめ

チラーにおける循環水は、対象を冷却するために使われます。
「循環水」以外に、「チラー水」「冷却水」と呼ばれることもあります。
循環水の種類はさまざまで、水道水、蒸留水、脱イオン水、軟水、エタノール、メタノール、アルコール系の液体、フロリナートなどフッ素系の液体、不凍液、シリコンオイルなども使われています。
循環水とは何なのかを知り、使用状況に合わせて最適な循環水を選べるようになっておきましょう。
チラーは水道代の節約などのメリットもあり、チラーを導入することでコストを下げつつ対象を安定動作させられます。
 

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